オオタカはガマ田で鳥(ハト)をクリスマスランチとばかりに食べていた。
思わぬ場所でじっくり観察できたので、こちらにとっては嬉しいクリスマスプレゼントだ。
みずもと自然観察クラブ 雑記帳
オオタカはガマ田で鳥(ハト)をクリスマスランチとばかりに食べていた。
思わぬ場所でじっくり観察できたので、こちらにとっては嬉しいクリスマスプレゼントだ。
どこかからか飛来した沢山のカワウの群れが池の上空を旋回し始めた。先週までこのようなカワウの大群を見ることがなかったので、最近飛来したのか19日に飛来したのだろう。
恐らくなのだが、こちらでも氷が張る寒さになったので、氷の張らない漁場を求めて北の方から移動して来たのではないかと思う。
氷に覆われた池をふと見ると珍しくバンの姿があった。凍っていない水面を泳いでいく。しかし、氷に阻まれた。どうするのかと見ていたら、砕氷船のようにそのまま氷に乗り上げて押し割るようなかたちで泳いでいった。
ガマ田で鳥を探していてふと自転車を見たら、ハシブトガラスが後部荷台を覆っているカバーの上に乗っていた。そのカバーのファスナーをこじ開けてできた隙間から私の昼食を引っ張り出そうとしている。これはとんでもないことだと思いながらも、カメラを向けてその場面を撮影しながら近づけば、すぐに逃げて昼食は無事だろうと思い、近づきながらカメラの電源を入れようとした。しかし、このハシブトガラスは逃げない。昼食をいれたビニールを引っ張るスピードが速くなり、力任せに引っ張り始めた。昼食が危ない! 「コラ」と声を張り上げて、足早に近づくとようやく飛び去った。近くの枝にとまるが、やはりそれ以上逃げなかった。
その話をするとこの周辺では釣り人がカラスに餌を捕られるとのことだった。釣り人と苛烈な争いをしているようなので多少のことでは動じないようだ。
池が結氷して魚が捕れないためか、アオサギが「ギッ、ギッ、ギッ」と不満を言い立てるように鳴いていた。その鳴き声を記録しておこうとカメラを向けているとアオサギがブルっと体を震わせた。すると体から白い埃のようなものと若干の羽毛が飛び散り、北風に流された。
埃かと一瞬思ったのだが、これは体に塗った紛綿羽が飛び散ったのだろうと思いいたる。この紛綿羽のおかげで羽根を水に濡れても水をはじくのだろう。
ピピピピピとお気に入りの止まり木に飛来して、皆がその美しさにため息をつくカワセミ嬢。だが、カワセミ嬢がその優雅な姿を見せることのできる止まり木にとまれるようになるまでにはそれなりの裏事情があるようだ。
止まり木にとまっていたメスがいきなり飛んだ。その先にはもう一羽のメス。二羽は対峙すると激しく争い始めた。嘴で相手の頭をついばみ、振り回して自分もろとも水路に叩き落とす。それでも二羽は離れない。時間にして十数秒だろうか。縄張りをめぐる激しい争いは一羽の逃走で決着がついた。
あの場所にいるカワセミ嬢はただ美しいだけでなく、強いのだ。
今期は青いルリビタキも入り、さらには森のあちこちにいる。ヒッヒッと声が聞こえ、石打のような声が茂みから聞こえるので、そこで姿を待ってみたり。
ホシハジロ雑種(アカハジロ×ホシハジロ)
ホシハジロの雑種は二羽いて、ざっと調べたときはメジロガモかアカハジロの組み合わせだろうとまでは見当をつけて、それ以上は気にしていなかった。ホシハジロの雑種の話をしたときにメジロガモとの組み合わせとアカハジロの組み合わせの両方がいると聞いたので、今回は区別してみた。大量にいるホシハジロの群れの中から二羽を見つけるのは大変だけれども、今年も来ていたとわかるのは嬉しいことだと思う。
アメリカヒドリ雑種
秋から冬にかけて飛来し、水辺や広場で尾羽をピョコピョコと上下に動かしながらチョコマカと歩いて餌探し。
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